AGA治療、どれが正解？内服・外用・再生医療の違いを解説

こんにちは。おもろまちヘア美容Clinicの院長です。

今日から那覇ハーリーが始まり、沖縄にもいよいよ初夏の訪れを感じますね。地元の活気に元気をもらいながら、私たちも日々、髪の悩みに向き合う患者さま一人ひとりをサポートしています。

さて今回は、「AGA治療って、何が正解なの？」という素朴な疑問にお応えするコラムをご用意しました。薄毛治療を始めたいけれど、何を選べばいいか分からない…そんな方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。

それでは、どうぞお楽しみください。

「AGA治療に興味はあるけど、結局どれを選べばいいの？」そんな疑問をお持ちの方は少なくありません。インターネットやSNSにはさまざまな情報が溢れていますが、すべての治療法が万人に効果があるわけではありません。

この記事では、AGA治療の代表的な3つの方法――内服薬、外用薬、そして再生医療（成長因子注入やエクソソーム療法）について、それぞれの特徴と違いをわかりやすく解説します。

内服薬治療：体の内側からAGAの進行を抑える

代表薬：フィナステリド、デュタステリド

内服薬は、AGAの原因であるDHT（ジヒドロテストステロン）という男性ホルモンの生成を抑える薬です。脱毛の進行を食い止める役割があり、特に予防的な効果に優れています。

• 効果：抜け毛の抑制、進行予防
• 副作用の可能性：性欲減退、肝機能への影響、精子の質の変化など（頻度は少ないが注意が必要）
• 治療期間の目安：最低でも6ヶ月以上の継続が必要。効果が安定するまでに1年程度かかることもあります。
• おすすめの人：AGAの進行を止めたい人、初期段階の人、家系に薄毛傾向がある人

特にフィナステリドはAGA治療の基本薬として知られており、比較的手軽に始められる点も魅力です。一方で、発毛そのものを促す効果は限定的なため、外用薬や再生医療との併用が効果的です。

外用薬治療：頭皮に直接アプローチする

代表薬：ミノキシジル

外用薬は頭皮に直接塗布して使用し、血流を促進することで毛根に栄養を届け、発毛を促進する治療法です。ミノキシジルはもともと高血圧治療薬として開発されたもので、血管拡張作用を利用して頭皮の毛細血管の流れを良くすることが発毛につながるとされています。

• 効果：発毛促進、毛髪の太さ改善、細毛の改善
• 副作用の可能性：かゆみ、発疹、一時的な抜け毛（初期脱毛）、皮膚の赤みなど
• 治療期間の目安：効果が出るまでに約4〜6ヶ月、安定して発毛実感が得られるまで1年以上が一般的です
• おすすめの人：薄毛部分の回復を目指す人、薬の服用に抵抗がある人、進行を止めるだけでなく毛量を増やしたい人

外用薬は市販薬もありますが、医療機関で処方される濃度の高いタイプ（5％以上）は効果も高く、副作用管理も含めた適切な使い方が重要です。

再生医療（メソセラピー・エクソソーム療法）：細胞レベルから髪を再生する

再生医療は、成長因子や幹細胞培養上清液（エクソソーム）などを頭皮に注入し、毛包や細胞に働きかけることで発毛環境そのものを改善する治療法です。医学の最先端分野であり、発毛だけでなく髪質や頭皮環境の再生も期待できます。

• 効果：毛包の再生促進、髪質の改善、発毛実感の向上、休止期毛の成長促進
• 副作用の可能性：赤みや腫れ（注入直後）、アレルギー反応（極めてまれ）、一時的な違和感
• 治療期間の目安：月1回の施術を6ヶ月以上継続。1年程度で目に見える変化が安定します
• おすすめの人：これまでの治療で効果が薄かった人、進行が進んだAGAの人、積極的に発毛したい人

当院では、10年以上の治療実績があり「治療してよかった」と多数の声をいただいております。再生医療メニューを提供しており、特にエクソソーム療法は近年注目の最先端治療です。毛包そのものの再活性化を目指す、根本的なケアを求める方に適しています。

結局、どれが正解なの？

結論から言えば、「ひとつの治療法だけで完璧に効果が出る」ということは少なく、多くの方が複合的な治療（内服＋外用＋再生医療）を行うことで、より高い発毛実感を得ています。

• 進行を止めたい → 内服薬
• 毛を生やしたい → 外用薬＆再生医療
• 頭皮環境を根本的に改善したい → 再生医療＋生活習慣の見直し
• 副作用が気になる → 医師の管理下での治療が安心

AGAは進行性の疾患であり、早期発見・早期治療がカギとなります。効果を焦らず、正しい方法で継続することが何よりも重要です。

おもろまちヘア美容Clinicでは、患者さま一人ひとりの症状・ご希望に合わせた最適なプランをご提案しています。すべての治療に医師の診察とフォローがつきますので、安心してスタートできます。